Rynのページ(商業高校情報教育研究室)
以下は、掲載日時点での、伝聞では無く、大昔から進行形の実体験に基づく、一般論です。
情報処理検定試験
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一般的には、
合格者が、ある一定レベルの知識や技能を保持している事を社会的に証明する為の試験。
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商業系の高校において、
時として、
生徒が合格する事自体を目的(身に付けるべき内容は無視、手段を選ばず結果だけを求める)とする試験。
生徒が合格することで、生徒は進路に有利になり、教諭は人事評価が上がり、学校は宣伝になるが、
一方で、合格テクだけだったり、加えて実は教諭自身が判っておらず、
それを誤魔化す為の実技試験での指示(処理条件)の極めて悪質な無視や
iLookup(目で見て値を入力する、という意味。商業科の世界では既に全国的に通用する言葉)、
iRANKやiIFなどをはじめとする様々な不正、
さらに、検定中も、制限時間も適当、生徒同士の相談・雑談自由、
教諭の不正な方法や答の指導、ネット上のコピペ、
期日さえ出鱈目で本部への実施結果提出期限ギリギリ迄の数日間に渡る五月雨式な実施、
それでも不合格な生徒も「頑張っている生徒だから合格」「合格者数が少ないと自分の人事考課に関わるから合格」
「生徒も合格したという達成感が...」などなど、教諭に都合の良い「教育的配慮」など、
さらには、明らかな間違いに対して
「生徒に教えてないからマル」「生徒にそう書けと教えたからマル」
「大体合っているからマル」など、
最初から検定の内容の本質的な部分について真面に教える気がさらさら無い感が満載な本末転倒が、
(形骸化した注意文書が毎回本部から全国各校に送付されて来る程度に)
公然化、常套化し、あまりにも取得級と実力とがかけ離れており、
無級の普通高校生の方が活用能力・応用能力ははるかに上だったりすることが世間に知れ渡ってしまったため、
”ある一定レベルの知識や技能”については、社会的には殆ど期待されておらず、
そもそも、生徒自身も、授業中や検定中に教諭から公然と不正を指示される様な検定に対して合格する意味を持てる筈も無く、
それが結局は商業教育全体の評価の低下となる悪循環に陥り、
多くの本当に頑張っている生徒や教諭の足を引っ張っている
様な気がする。
それでも、
「そうしなければ生徒は合格しない(そう思いたい?)から、管理職に評価を下げられる」
「どーせ何処の学校でもやっていること(そう思いたい??)」
「検定なんて、そういうもの(そう思いたい???)」ですか?
それは、生徒を、商業教育を、世の中を、侮辱している。
もはや、教諭が生徒の心にオンブオバケ、子泣爺して、私欲を満たす事しか考えていない
検定や競技会に、関心は無い。
我欲と体面だけの教諭によって不正な手段を指導されて合格させられた検定と、
その検定を内申書に書いて決定した進路は、
その生徒にとって一生の負の遺産の連鎖になるだろう。
私は、決して、検定と言う仕組み自体を否定したりはしない。
ただ、教諭が、検定を我欲に利用し、
それが上手く行かなくなると仕組み自体に責任転嫁し検定から逃げている事に呆れているだけ。
運営、実施、監督、審査、全てを行う教諭自身が、
生徒が学んだ事をどの様に活かし次へ繋げて行くのか、ではなく、
自身の人事考課や学校としての成果の為の「どうせ~生徒は~」で、
不正三昧、答が出鱈目滅茶苦茶でもそう教えたから合格、の検定試験の合格や競技大会の優勝は、
それを信用される様にする為の自浄の意識が無ければ、
外部から見放され、話題にもならなくなり、衰退していくだけだろう。
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