かなり前にも書いた記憶が有るのだけれど、見付からないので。
sAccess
は、データベースの実習を支援するツール。Webブラウザ上で動作する。
「コンビニ」や「生徒名簿」「図書館」など、日常に馴染みの深い内容の幾つかのデータベースが予め用意されており、
SQLに準拠した日本語による独自のコマンドで操作する事で、試行錯誤しながらデータベースの処理を体験する事が出来る。
データは初期状態に戻す事が出来るので、ごちゃごちゃになっても大丈夫。
情報処理の実習助手に採用されて数年、未だ20世紀だった頃、 某超大手IT企業の研修で、世界規模なコーヒー豆の流通や販売などに関する広範囲で膨大なデータを与えられ、 其処から企画書を作成せよ、という課題を出された経験が有る。 勿論、一つの正解というものは無く、如何に、そのデータの中からビジネスチャンスを見つけ出すか、がテーマで、 非常に興味深く、面白くて、今でも強く印象に残っている。
21世紀の教育現場は、何を考えているのだか。
これからのヨノナカ、SQLを覚える事も勿論大切だが、
意味も判らずただ文法を丸覚えさせて考査に出題して成績にするのでは無く、
先ず、データベースを操作する事でどんな事が出来るのか、
其処からどんな事を知る事が出来るのか、どう思考すればそれを見付ける事が出来るのか、
を、その怖さも含めて、知る事が重要だと思って居る。
例えば、sAccessの「コンビニ」で、売上金額が多い商品はどれか、とか、どの年代で売れているのか、とか、 色々と考えながら動かしてみたら面白いのではないだろうか。