キーワード辞典
raw画像

登録日 21/07/26   更新日 21/07/26



raw画像

「raw」は、「生の」「そのままの」という意味。 基本的には、ベタの、未加工の、画像データを指すが、 近年は、特に、デジタルカメラで、カメラの撮像素子に受け取られた、 そのままの未加工のセンサデータを指す。


raw現像

raw画像のデータを、 撮影したカメラ本体、或いはPCなどの専用ソフトウェアで加工すること。 加工したものをJpegなどの一般的な画像形式に出力することも出来る。 ソフトウェアは、カメラメーカが自社のカメラ&レンズ専用のものを公開していたり、 デザインソフトのメーカが販売していたりする。

ソフトウェアでは、カメラの機種やレンズの型番などに合わせてカスタマイズ出来、 レタッチも、従来の銀塩フィルムの「現像」よりもはるかにきめ細やかに加工することが出来る。 rawで撮影した写真を資料として出版社や新聞社などに渡す際に現像すると、 見栄えの良い写真にすることが出来る。

優劣を問うコンテストなどにおいては、 撮影後に、カメラの特性、レンズの特性、フィルタや偏光の特性、 ピント、絞り、シャッタースピード、ズーム、画角、などの組み合わせで、 殆ど、どうにでも加工出来てしまう為に、 カメラワークと同等以上に、現像テクニックが注目されることになり、 その行為を「自己表現」と捉えるか否かで、賛否両論がある。 銀塩フィルムにも現像技術は有ったし、そんなもんだ、と考える人に対して、私は否定はしない。 積極的に賛同もしないけど。

いっそのこと、 幾つかのraw画像を公開して、 これを現像して自己表現してみろ、的なコンテストでも、開催してみたら、どうだろうか。


私は、銀塩フィルムの小学生の頃から、 記録写真も、風景写真も、鉄道写真も、鳥の写真も、花の写真も、星座の写真も、人物写真も、 その他色々も、撮影して、 偶には、(コンテスト以外で)出版社や、新聞社や、その他色々に渡したりはするけれど、 個人的には、基本は、その一瞬を切り取るカメラワークを中心にしたい、とても旧い人間です。

因みに、○○家(特に、写真家、芸術家、など)は、他人から言われてなんぼ、だと思っているので、 殊更に自称したがり、炎上する撮り鉄程度に自己チューな人は、 信用はしない事にしております。

それにしても、最近のiPhoneのカメラって、凄いな...。





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