新採から30有余年実習助手として今も再任用で現場に居る私が、ずっと思い続けている一般論的感想。
日常的に小耳に挟む話。
「学校に出来る人が居なくなったらPCに埃が被っている」と他人事の様に嘆くその学校の教諭。
何故か?
それは、出来る人が、自分がしたい事をフルにやり散らかしスタンドプレイで自己満足だけ、
或いは逆に嫌々やらされ感満載で、
他の教諭を出来る範囲で巻き込んで学校の体制として次に繋げようとしなかったから。
そして管理職や今将に嘆いている教諭本人を含む他の教諭が、出来る人に全てを押し付け、
「~の所為」「~が悪い」「~ガー」と設備や体制に責任転嫁し、自分では何もしなかったから。
自分が日々少しずつでも出来る人になろうという継続させる意識の無い教諭に
「ICTを臨機応変に活用した」最善の授業が出来る筈が無い。
大昔の百校プロジェクトから、マルチメディア教育、ICT教育、教育の情報化、
そしてGIGAに至るまで、いくらタイトルを置き換えてみても、
それが先進校、モデル校のみでの成果に終わり、
全国全ての学校、全ての教職員で、その真意の共通理解と体制が取れないのならば、
GIGAも、やがて形骸化し、またもや、単なる景気対策で終わるのだろうか?
とりあえず、現場で「使おう」という意思を持たなければね。