開始当初から書いている内容をそのまま、令和版に直したものです。
言わんとする事は変わって居りません。
このキーワード辞典は、'97年の開設当初より、生徒向けでは無く、教師向けに、書いて居ります。
例えば、どれだけ授業用の教材コンテンツが有っても、
授業でそれを使いこなせるだけの知識と演出、授業力の有る教師が居なければ、
結局は全て教材コンテンツ任せの授業となり、教師は授業に必要無くなり、
教師の保身の為の出鱈目な検定、保身と依怙贔屓のインチキな成績、
それが、保護者からの「先生要らない」「学校要らない」になって居るのです。
教師が、授業も考査も成績も校務も、
昔は「ワークシェアリング」という名称のパワハラで全て年中無休で助手に押し付け、
近年は全て教材コンテンツに任せっきりで「働き方改革」「教育DX」に摩り替える、
それで「今の自分さえ良ければそれで良いのだ」と納得しているのなら、助手風情は呆れてもう何も言いませんが、
中長期的に、これからのヨノナカで、
この認識の有無に因る学校の授業差は進学校か否かとかとは別の軸で更に多様化し、
教師は更に鮮明に二極化するだろうと予想しております。
その時、公立学校の教師のイメージがどの極に居るのか、
日本の公教育が形骸化しヨノナカで偏った勢力が支配していなければ良いがと思ったりします。
AIと一握りの教師・講師以外はリストラされるか否か、は、更にその先の話です。
教材コンテンツ、働き方改革、教育DX、の否定では有りません。
良い金棒を使いこなせるのは強い鬼だけ。
何時の世も、プロ意識皆無、流行りに都合良く便乗して何もせずヌクヌクと甘い汁を吸おうとする一定数の教師が居り、
そのパワハラで助手は馬鹿を見る、と言う事です。
キーワード辞典では、例えば全商の情報処理検定の問題集に書かれている言葉とは違う書き方をしております。
「何故?」や意味を理解するのではなく、 全商の情報処理検定の問題集に書かれている文章を一字一句丸暗記して、 或いは問題集の中の一部の単語だけ記憶して、理解した心算になっている人の場合、 違う事が書いて有る様に思う事が有ると思いますが、その場合は、自分で判断して下さい。 また、此処に書かれている事が考査試験や検定の答えとして正解かどうかの責任も負いません。 疑問に感じた時は、ご自分で他を幾つか調べてみることをお勧めいたします。 意味や真実を無視した問題集の文言の競技カルタで、 試験で良い点が取れて、検定に合格して、教諭も評価が上がって、 でも、その状態は実社会とは酷くかけ離れている事を、 そして生徒がそれを「意味が無い」と感じている事を、 もしかすると、知る事が出来るかも知れません。
※ 競技カルタの否定ではありません。あれはそういうルールの競技なので。
私は、商業教育、情報教育の現状を、十把一絡げに捉える心算は毛頭有りません。 真摯に頑張っている高校も多く有りますし、そうでない高校も、それ以前の高校も有ります。 そんな状況の中から、 私が日常の現場の中で、日付の時点で気になっている事柄を抜き出して書いているので、 商業教育、情報教育の全てがそうだ、と、全否定したい訳ではありません。 念のため。