こちらが頼みもしないのに、 メールやメーリングリスト、ニュースグループなどで、大量に大勢の人に送り付けられる、 インターネット上のメッセージのこと。 ダイレクトメールやネズミ講メールなど、勧誘メールを指すことが多い。
受信者の接続費の増加や精神的イライラは勿論だが、メールサーバやニュースグループのサーバの負荷の増大、 さらにはインターネット回線自体のトラフィックの増大、など、 一部の人間の欲のために世界中に迷惑を撒き散らす迷惑千万な存在。
この種のメールが届いた時は、現時点では、「無視する」のが最も良い選択です。
送信者に抗議のメールを出した場合、
かえって嫌がらせのメールを大量に送り付けられることが有ります。
送信者のアドレスが架空だったり、全く別人だったりすることも有ります。
また、
「今後このメールを送信して欲しくない場合は不必要と書いてこちらへ返信して下さい」と書かれたものも有りますが、
本当に「不必要」と書いて返信すると、
そのメールアドレスが実際に使われていることが送信者に判るので、
さらに、この種のメールが増えることがあります。
(送信者は、検索サーバや独自の検索ロボットを使ってインターネット上のメールアドレスをかき集め、
或いはこの方法で集めたメールアドレスを売っている業者から手に入れたりして、
手当たり次第に送信しているので、そのメールアドレスが実際に使われていることが判るのは、
送信者にとって、有利になる。)
元々、「スパム(SPAM)」は、缶詰食品メーカ「Hormel Foods Corporation」の
加工肉の缶詰の商品名で、「spiced ham」の略。
迷惑メールとは、全く関係が無い。
このメーカでは、迷惑メールが「スパム」と呼ばれることに反発しており、
迷惑メールの「スパム」を、小文字で「spam」と表記する様に主張している。
(商品名は大文字の「SPAM」)
何故、迷惑メールの事を加工肉の缶詰である「スパム」と呼ぶ様になったか、については、 諸説有って、はっきりしない。
などなど。
右の写真が元祖(?)SPAM。偶々の頂き物。
私は、以前、酒の激安店でSPAMが山積みされているのを見た時、
思わず後ずさりしてしまった経験が有るが、
考えてみれば、缶詰も無実の汚名を着せられて、可哀相だよね。
(’98/08/24 記す)