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「何時でも、何処でも、主体的、能動的に」の学習を目的とし、デジタルとアナログを必要に応じて使い分け、
適宜、クラウドなどのサービスを活用した使い方。
校内の教諭間の意思統一(ルール違反に対し「話の分かる先生」にならず何事も大目に見ない)と、
生徒や保護者に対しての丁寧で粘り強い指導、
ICT機器をきちんと教具にも文具にも生徒に使わせる事が出来る体制が学校に有る場合にのみ可能。
話を訊くと物凄く大変らしい。
私立の中高一貫校が有利かも。歴代及び現勤務校では絶対に無理。
それが出来ないのに体裁だけ整えてアピールする事例は物凄く多し。
- 自己満足。
- テキトーにインターネット上に公開されている教材を見せる。
- テキトーに説明をする。
- 生徒が理解した気になる。それを見て教諭が教えた気になり自己満足する。
やったふり。わかったふり。知ったかぶり。卒業。
- 学習指導要領、教科書の否定。
- 生徒が多様性の有る様々なネタを基に思考をする授業では無く、
生徒が例えば以下の様に教諭の話を教諭好みに纏める授業を、アクティブラーニングだと思っている。
- 教諭の思想に都合の良いサイトに誘導する。教科書無視。時には教科も無視。
- 教諭の思想に都合の良い説明をする。
- 時にはノイジーマイノリティを民意であるかの様に指導する。
教諭の思想に都合の悪いサイトには「ネットの情報はウソが多い、○×新聞を読め」と指導する。
新聞の情報にもウソが多いという点には触れない。
- 教諭の望む結論を求める考査問題を作成し、評価、自己満足する。
- でも実は生徒の方も「思想教育」されているのだと判っていてウンザリしていたりする。
- 授業の放棄。
- ICTは(生徒の深い理解では無く)教諭が楽をする為に有るのだ。
- 調べ学習という事にしてネットサーフィンでもさせて遊ばせておけばいいや。
- 或いは「ICTを活用して」ビデオ映画をずぅ~っと見させておけば良いや。
学期末の校内は娯楽映画のシネコン状態。
- ゲームもSNSも動画も音楽もスマホも見て見ぬ振り。
喧しくても見て見ぬ振り。或いは教室から居なくなる。不都合は責任転嫁。
- 1~4で生じる生徒の暗黙の了解が、きちんとICTの活用に取り組もうとしている教諭にとっても大きな障害。でもそれが判らない人が物凄く多い。
- 生徒も楽だし、それで単位が貰えるのだから喜ぶ。教諭も手間が省けるから喜ぶ。
学校も落第などで生徒数減→クラス減にならないから喜ぶ。
それらしい授業風景の写真を公開すれば周囲も喜ぶ。
内心は「どうせ生徒は...」。
勘違いされると困るのですが、
私は「ICT機器は、適材適所、臨機応変に、どんどん活用しよう」の立場です。
でも、
生徒の理解力に合わせて主体的能動的に考えさせる授業の為に、
柔軟な発想の先生がICT機器を活用し試行錯誤している一方で、
理想や言い訳を積み上げ、
生徒の殆どがネットで遊んでいるのを見て見ぬ振りで一方的に、
或いは放置や、何か観せて終わり、的な、
打算と狎れ合いな評価の授業も有ったりするのは、
これはもう、永劫に変わらないのかな。
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