私が実習助手に採用された時代は、 基本、「コンピュータを使って処理する校務」は「コンピュータが使える人間」が担当する暗黙の圧力が有って、 それが教務課でも総務課でも何課の仕事で有っても、情報処理の実習の授業でさえも、 「逆らえば助手なんて不適格でクビ」「年休取ったらクビ」のパワハラのもと、「使える人間」=「私」に全て回って来た。 その慣習は、やがて「情報課」という建前を根拠に正当化され、 教諭達はヌクヌクと課の仕事を何もしない時代が続いた(体験談)。 それは、教科「情報」が開始された後も引き継がれた。
長年の経験上、基本、教諭は、「教育の為」「生徒の為」の御旗の下、 その多忙さを理由に、責任転嫁&丸投げ&法令無視三昧な人達だと確信しているが、 「私がすると教諭はしない」「教諭が私から聴いて自分でやろうという気が全く無い」状態が長く続いた事で 教育現場が変化しようとしなかった雰囲気のツケが、今、来ている。
近年は「教諭はコンピュータが使える事が前提」の風潮に変化して来ている様で、 校務も各課によって処理され、流石に冒頭の様な事例は少なくなっており(ゼロでは無い)、 「情報課」も、システムの企画考案や作成、保守等がメインになっている模様で、 生徒は勿論、教諭も一人一台使えなければ話にならないGIGA構想が進めば、この傾向は強くなって行く事だろう。