※ 情報
事実、事象、事物、過程、着想などの対象物に関して知り得たことであって、
概念を含み、一定の文脈中で特定の意味をもつもの。
※ データ
情報の表現であって、伝達、解釈又は処理に適するように形式化され、
再度情報として解釈できるもの。
以上、JIS X0001 より。
例えば、中途半端に晴れた、あまり風の無い、或る日の午後の、とある公園。
或る人は「何とか晴れているな」と感じ、
また別の或る人は「曇っているな」と感じたりする、そんな天候。
気象情報会社がリポーターに配っている計測器で測ってみると、
日時、緯度経度、温度は、湿度は、風力は、風向きは...、と色々と教えてくれる。
天候そのものは、事象=情報。
計測器が教えてくれているのは、情報の表現=データ。
気象情報会社は、気象衛星やアメダス、全国各地のリポーターから送られて来たデータを分析し、
其処から知り得たこと=情報を、
予想最高気温や降水確率などのデータと共に、明日の天気予報として顧客に売る。
顧客は、それを受け取り、頭の中で情報に組み立て、
明日のイベントの弁当をどうしようか、など、判断材料にする。