キーワード辞典
GIGAスクール構想

登録日 22/07/20   更新日 22/07/20



GIGAについてはこれまでにも何回か書いた記憶が有るのだけれど。


GIGAスクール構想

「GIGA」は 「Global and Innovation Gateway forAll(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」の略。
「生徒一人ひとりに個別最適化された創造性を育む学びの実現」を目標とし、
その目標を達成する為の手段の三本柱として、

  1. 「ICT環境の整備(生徒一人に一台の端末、校内の高速Wifi、など)」

  2. 「ソフトの充実(クラウドサービスや授業・校務支援システムの活用など)」

  3. 「指導体制の強化(人材の育成、ICT支援員等に因るサポート、新学習指導要領、観点別評価、など)」

が有る。
あくまでも手段であって目的では無いので、 「授業や校務で如何にICTを活用しているか(単なるICT化)」では無く、 「活用する事で生徒一人ひとりに対応したどの様な自律的創造的な学びとその評価が生まれるか」が最重要ポイント。
「其処に、(生徒の)学びは、有るんか?」(←大地真央さん風に)


例えば、Googleドライブで生徒にファイルを共有させながら其処で何かを議論させるとする。 共有させるファイルは、ドキュメントや、スプレッドシートや、スライドや、他にも色々有るだろう。 けれど、今、生徒に議論させようとしている事象に対して、どのファイルをどの様に使う事が、 生徒一人ひとりの議論の助けになるだろう? 生徒一人ひとりの学びに繋がるだろう?。 そんな目標を持った自律的創造的な学びの演出を考える事が、教諭にとって、重要な事ではないのかな。


「そんなに真面目に考えないで、どうせ国のやる事なのだから、適当にやった振りして置けば良いんだよ」 という声は、30有余年、常に聞えて来る。曰く、教育の独立性なのだそうな。


例えば私は、'21年度以降の2年間、教科「情報」で、 一年間毎時限ただひたすら教科書の文章を一字一句間違い無く全てワープロソフトで入力して 終わる授業をしている高校をとても良く知っているが、 その授業で生徒にどの様な理解や学び、自律性や創造性が生れるのか、 特に '22年度からはどの様にして観点別評価を付けているのか、 物凄く興味関心が有ったりする。






[ 赤い玉の画像 ] 「キーワード辞典」の目次へ

[ 黒板消しとチョーク受けの画像 ]