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遠隔授業による格差

登録日 20/12/16   更新日 20/12/16



遠隔授業による格差

此処では、学校、教諭や生徒の家庭でのネットのインフラ、スペースなどの環境などという点は クリアされているという大前提です。 物凄く乱暴ですが、考えられるのは、次の4つの要素の組み合わせです。


教諭の在宅勤務、生徒の家庭での遠隔授業という密室に近い環境の中で、

  1. 教諭が、生徒と向き合い、自分の教えるべき科目を判り易く考えさせようとしているか、否か。
    そして、それを、明確で筋の通った基準により、評価出来るか、否か。

  2. 生徒が自発的に考え、学ぼうとしているか、否か。

  3. 保護者が子供に、自発的に考えさせ、学ばせようとしているか、否か。

  4. 上記の「否」を、他に責任転嫁しないか、否か。

あなたがクリア出来ていても、他の人がクリア出来ていなければ、それが「格差」です。 そして、それは、あなたの責任では全くありません。「否」な人達の責任です。 これらの事は、実は、従来の授業でも、格差として現れていたものですが、 遠隔授業によって、それを何処に責任転嫁するかも含めて、 より際立ったものとなって来るだろうと、考えております。

「学校要らない!」「教諭要らない!!」「判り易い教育系YouTube視ればそれで良い」 も、良いんだけど、上下に限らず、全方向に格差は益々広がり、学習指導要領は崩壊するんだろうなぁ...。 あぁ、もう既に一部では崩壊しているか。






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