キーワード辞典
インチキなサイコロ

登録日 12/03/21   更新日 12/03/21


正しいサイコロ

例えば、 正しく作られた6面のサイコロが有る。 商店街のイベントで、 このサイコロを振り、出た目の数だけ100円玉を貰う事が出来るものとする。 各々の目が出る確率は全て6分の1で等しいため、 このサイコロを1回振る事で貰う事が期待出来る金額は、 (各々の目が出る確率×目の数)の総和で、
1   1   1   1   1   1    1                21

―×1+―×2+―×3+―×4+―×5+―×6 = ―×(1+2+3+4+5+6) = ―― = 3.5
6   6   6   6   6   6    6                 6

で、350円となる。
このイベントを先着100名に実施するとすると、 主催者側は、35000円前後を用意しておく事が必要となる。


インチキなサイコロ

上記では予算が厳しい為、客に告知をした上で、 わざと重心をずらしたインチキなサイコロを使う事にする。 このサイコロでは、 1から4までの目が各5分の1、5と6の目が各10分の1の確率で出る様になっている。 このサイコロを1回を振る事で貰う事が期待出来る金額は、 (各々の目が出る確率×目の数)の総和で、
1   1   1   1    1    1     31

―×1+―×2+―×3+―×4+――×5+――×6 = ―― = 3.1
5   5   5   5   10   10    10

で、310円となり、 このイベントを先着100名に実施するとすると、 主催者側は、31000円前後を用意しておく事が必要となる。



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