'05年3月19日~20日、私的に、
D-Project2005春の公開研究会に、
プレゼンテーションプロジェクトとグローバルプロジェクトのスタッフとして、
参加しました。
「プレゼンテーションプロジェクト」は、
「子供達が(上から言われる通りに動くのではなく)自分自身で考え悩みながらプレゼンする事で
どの様な力をつけるのか」「プレゼンはゴールではなく通過点である」
ということを実践を通して明確にしよう、
という考えのもとに、
今回新たにスタートしました。
D-Projectには、2001年のスタート以来幾つものプロジェクトが存在し、
各々がプロジェクトリーダーを中心に各テーマに取り組んでいるのですが、
プレゼンテーションプロジェクトは、それ自体が一つのプロジェクトでありながら、
小学生による国際交流に取り組むグローバルプロジェクトや
小学生が新商品を開発する過程で他人への心遣いに気付かせるユニバーサルデザインプロジェクトなど、
他のD-Projectのプロジェクトと、各プロジェクトで発表する小学生の
「公開リハーサル」という形で連携している、という点が、
「プレゼンテージョン」の性質を良くあらわしていて、とても面白いプロジェクトです。
大阪の扇町総合高校の生徒さん2人が司会進行役となり、
19日はグローバルプロジェクトで発表する小学生に対して、
前述の高校生がプレゼンをしてみせたり、
個別にアドバイスをしたり、という準備サポート作業。
20日は、扇町総合高校の生徒が制作した、
今回の進行役の高校生2名と人形のキャラクタが登場しプレゼンの方法を
小学生に判り易く説明する教材ビデオを流した後、
実際に各プロジェクトで発表する小学生の公開リハーサルを行いました。
高校生が小学生のプレゼンの指導やサポートを行う、というのも、
新しい広がりを持つ素晴らしい切り口だと思いますし、
今回、プレゼン後、内田洋行のエデュクリックを活用し、
お互いにプレゼンに対しての意見を言い合う、という試みも取り入れられ、
単に各々のプレゼンの優劣を相対的に決めるのではなく、
各々のプレゼンの良い点、改善点を指摘しあいながら、
参加者全員が本番でのより良いプレゼンを意識して行こう、という雰囲気が溢れていました。
何よりも、
小学生のプレゼンのうまさに感心しました。
こんな小学生が数年後に高校に入って来て、
また小学生にアドバイスしたり...
などと考えると、楽しいです。
ちなみに、
「ユニバーサルデザインプロジェクト」は、
「人に優しい文房具」というテーマだったのですが、
本番では審査員の一人であるコクヨ社員も「ほぉ~」と身を乗り出す様なアイデアがあって、
「商品開発」という視点で捉えても、
充分に成り立っている取り組みだと感じました。
商業高校、小学校に負けてるぞ...
(’05/05/28 報告者:Ryn)