Rynのページ(商業高校情報教育研究室)
’04年10月15日、
愛知県立一宮商業高等学校の堀田先生より群馬県立館林商工高等学校の飴製品を入手しました。
「利根川と渡良瀬川に囲まれた大地で誕生した飴」という名前です。
地元の製造業者で作られている様です。
堀田先生、有難うございました。
’04年10月28日、群馬県立館林商工高校の吉原先生より資料と写真をいただきましたので、
ご紹介いたします。吉原先生、有難うございました。
「利根川と渡良瀬川に囲まれた大地で誕生した飴」(以下「商工アメ」)は、
平成13年度に3年生の課題研究により開発された商品です。
きっかけ
- 地域に貢献できるものを作りたい
- 明和町の名を全国に広められるようなものを作りたい
- 万人に受け入れられるようなものを作りたい
実際のプロセス
- 調査(4月)
商品開発に取り組んでいる商業高校を調べる
「なし」の加工品にはどのようなものがあるかを調べる
- 開発商品の決定(5月)
「なし」飴、「巨峰」飴 ← 明和町の特産品
- 資金調達(6月)
校長、事務長と相談の上、同窓会より借り入れ
- アメ業者探し(6月)
地元の役所、商工会議所、JAなどに相談
電話帳、インターネットでの調査
→ 見つからず、最終的には知り合いから紹介される
- アメ業者決定(7月)
高崎市の㈲小見製菓
- アメ業者との打ち合わせ(夏休み中)
原価、個数、形状、袋、箱など
袋について
- デザインの決定(9、10月)
- 商品名の決定(10月)
「利根川と渡良瀬川に囲まれた大地で誕生した飴」
- 袋業者との打ち合わせ(11月) 1ロット約8000枚
- 再度、アメ業者との打ち合わせ(12月)
製造個数の決定(なし、巨峰各1500袋)
- 販売価格の決定(1月)
アメ原価(アメ代、箱代)+袋原価+α → 150円
- 納品(1月)
- 販売先探し(1月)
明和町役場、館林市役所、JAに相談
→ 明和町老人福祉センター、JA館林佐貫支所
- 広報活動(1月)
館林市役所観光課 → 館林記者クラブに紹介
→ 上毛、毎日、朝日、産経に取り上げられる
群馬テレビの取材、NHK前橋局の取材、京都ラジオ出演
「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」
→ 通信販売システムの確立
※約1ヶ月半で完売、追加発注
現在の状況
- 事務処理
3伝票制で起票 → 現金出納帳、普通預金出納帳、商品有高帳、総勘定元帳
- 現在の販売先
明和町老人福祉センター、つつじが岡パークインホテル
- 販売活動
館林「まち祭」、館林高校文化祭、地区別懇談会、定期的な校内販売
- 販売促進
- ポスター作成
- 買い物袋のデザイン
- HP作成
- 現在の活動
販売促進、登録商標の研究、1円株式会社制度を利用した株式会社設立の研究
研究を通して分かったこと
- 授業の実体験(簿記、マーケティング、総合実践、情報処理)
- 実務の大変さ
- 教科書には載っていないこと
例 アメを味見のために無料で配ったときの仕訳は?
送料先方負担でゆうパックで発送するとき、個数が多いと割引を受けられるが、
販売先に正規送料を請求しているときに、割引してもらった分はどのように仕訳をするのか?
- 自分の企画した商品が商品化されたときのうれしさ
- 自分のつくった商品が売れたときのうれしさ
これからの展開、課題
- 明和産「なし」「巨峰」の果汁を使ったアメの開発
- 新しい味のアメの開発
- 新商品の企画
- 空き店舗を利用した店舗の出店
- 登録商標登録
- 会社設立
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商品です。「巨峰」と「なし」の2種類があります。
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館林七夕まつり、館林下町夜市での販売風景です。(頂き物です)
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