'04年8月25日、私的に参加した大阪市内の研修会でお会いした高岡商業高校の荒川先生から、 同校で取り組んでいる模擬株式会社「そうりゅう屋」と、 同社のオリジナル商品「高岡めぐり」の情報をいただきましたので、ご紹介致します。 荒川先生。有難うございました。
9月12日、お店は出ていませんでしたが、 実際に行って来ました。その時の様子もお知らせします。
10月14日、荒川先生から新製品「高岡限定 万葉線キャンディー」の情報をいただきましたので、 お知らせいたします。
'05年1月20日、株主総会を開き、会社を解散しました。
高岡商業高校の模擬株式会社「そうりゅう屋」は、3年次の課題研究の中で、 流通経済科と国際経済科の20名により取り組まれています。 資本金は40,000円(生徒一人あたり2,000円出資)。 期間は4月から2月、会計年度は、6月1日から1月31日までで、 社長の選任に始まり、設立総会で会社を設立、商品開発、商品生産、商品販売、再発注・再販売、 と続き、株主総会で解散します。
模擬的な企業経営を体験することにより、 今までに学んだビジネスの仕組みはもとより、 「企業経営に関する理念」「商品開発に関する理念」「社会人としての心構え」を学習し、 「望ましい人間関係のあり方」「組織的なチームワークのあり方」 「アイディアの発想法」を体験し、 「決断力」「積極性」「創造性」「忍耐力」を育てる。
本社
社長1名、副社長3名、
財務部長、広報部長、営業部長、総務部長、各1名、監査役(教諭)1名。
支社(2支社)
支社長2名、副支社長2名、
財務主任、広報主任、営業主任、総務主任、各4名。
支社長は本社社長または副社長を務める。
各主任の代表者は本社の部長を兼任する。
支社長と副支社長は企画部に所属する。
社名の「そうりゅう」は「双龍」であり、 ギリシャ神話において商業、貿易、交通などの守護神とされている 「ヘルメス」が持つ魔法の杖(カドケウスの杖)に由来しており、 行動的でお客様に喜びを与える魔法を提供し続けたい願いを込めている。
ヘルメスの様に俊敏な商業活動を通して、 地域の人々との交流を盛んにし、 安全で喜ばれる商品を提供することに全力で取り組み、 社会に貢献する。
高岡商業高校のオリジナル商品第1弾は、 「高岡めぐり」という飴です。 高岡の名所名物を図案化した5種類の味の飴が袋に入っています。
大伴家持(高岡ゆかりの歌人):シャンパンレモン味
かたかごの花(家持に由来する高岡市の市花。カタクリ):ぶどう味
万葉線(市内を走る路面電車。新型車を図案化):さくらんぼ味
高岡大仏(日本三大大仏のひとつ):抹茶味
雨晴海岸(義経が雨宿りしたことに由来する):しお味
5種類のうち、高岡大仏と万葉線(最近、最新型が導入された路面電車)
の2種類の図案化については、
それぞれに図案化の許可を得て、商品化しています。
また、雨晴海岸のしお味は、海洋深層水を使っているそうです。
1袋15個入りで200円。
高岡市内の坂下町商店街で4月~11月の第2と第4日曜日に行われている高岡朝市で、
第4日曜日の5時30分~7時30分の2時間開店する「そうりゅう屋」で販売する他、
市内の店舗や「きらめきフェア」などでも販売します。
下に写真があります。
オリジナル商品第1弾の「高岡めぐり」の中にアイトラム(万葉線電車)のデザインが入っていた関係から、
万葉線の会社からぜひ会社オリジナルの商品を開発してほしいと依頼がありました。
生徒側の意見から、棒付の新商品も作りたいという希望があり、お互いの気持ちが一致したことで、
夏休みの間、検討を重ね、万葉線株式会社ともデザインを打ち合わせ、新商品が10月7日登場となりました。
10月9日の万葉線まつりでデビューするはずでしたが、
天候のためにイベントが中止となり、生徒自身が販売するのは10月24日の朝市が最初となります。
しかし、万葉線株式会社を通しての販売が好調であり、最初の7日間で450個売れるヒット商品となりました。
下に写真があります。
これが「高岡めぐり」です。 ラベルに描かれているイラストは、マスコットキャラクターの「そうちゃん」。 |
私がお邪魔した日はお店は出ていなかったのですが、
朝市本部にいらっしゃった高校OBの方に、
「高岡めぐり」を売っていただきました。 一段目「大伴家持」、 二段目左が「かたかごの花」、 二段目右が「高岡大仏」、 三段目左が「万葉線」、 三段目右が「雨晴海岸」、 です。 |
これが万葉線の会社から依頼されて完成した新製品の「高岡限定 万葉線キャンディー」です。 導入されたばかりの新型車両「アイトラム」はりんご味(赤い飴)、 従来の電車にねこのペイントを施した「ねこでん」はフルーツミックス味(黄色い飴)です。 |
'04年9月12日の朝市の賑わい。午前6時30分頃です。 奥に見えているのが、日本三大大仏のひとつ「高岡大仏」。 |
坂下町商店街の高岡朝市は、
JR高岡駅前から大通りを渡って右へ行き、
しばらく進んだところにある「大弗通り」の標識の細い道を左に折れ、
さらに少し進んだところにある高岡大仏の場所から始まります。 「そうりゅう屋」の場所は、朝市本部の右どなり、中日新聞支社の前です。 JR高岡駅から歩いて10分位です。 |