「県商生活」は、兵庫県立神戸商業高校の夏期限定のチャレンジショップ。 これまでに、以下の様な経緯で取り組みがなされています。
2004年
課題研究の中の地域経済研究で商店街研究を開始。
阪神淡路大震災9年目の垂水の6つの商店街の状況を調査する。
その過程で、垂水廉売市場商業組合との連携をスタート。
高校生からの活性化計画の提案として、
県商劇場オリジナル紙芝居「市場戦隊レンバイジャー」を作成。
空き店舗でバザーの開催などを行う。
2005年
8月3日(水)~26日(金)24日間、
地域商店街の活性化とキャリア教育の一環として、
垂水廉売市場内空き店舗にて、実習店舗「Shop KENSHO 県商生活」を開店。
海の家をイメージし、駄菓子、玩具など、夏休みの子供たちをターゲットにしている。
インターンシップの5つのコースの1つになっている。
2006年~07年
2006年8月3日(木)~25日(金)23日間。2007年8月6日(月)~24日(金)19日間。
地域に定着した存在となり、売り上げもアップ。
2008年
商品開発の取り組みを開始。
地元の特産品「いかなご」に着目し、地元のお菓子屋さんと検討を重ねた末に、
「お菓子ないかなご」を完成。
また、地域経済研究として神戸ハーバーランドの研究を開始し、
「県商生活」神戸ハーバーランドへの出店が決定。
2009年~
地産地消の商品開発と地域貢献活動。
「海苔」と「味噌」に注目し、幾つもの商品が開発される。
また、神戸をイメージした商品として、「お菓子な夜景」などの商品も開発される。
地域貢献活動としては、
神戸ルミナリエの募金活動への参加や、
地元神戸のプロ球団「9クルーズ」への様々な応援活動
(グッズの開発と販売、公式戦での球場スタッフのインターンシップ、ポスター作成、など)を行っている。
’20年8月10日、秋田市で行われた第58回全国商業教育研究大会の第4分科会での、 この取り組みをされている井上先生の発表は、 この種の発表に有りがちな「やりました!」「凄いでしょ!!」Onlyではなく、 後半のかなりの時間を割いて、 生徒の「振り返りシート」を通しての分析と其処から見えて来るキャリア教育の要素や必要な能力などが、 非常に判り易く述べられており、とても好感が持てました。