'04年5月31日、三重県立宇治山田商業高校の長谷川先生より、
愛知県立一宮商業高等学校の「一商Shop Re-Cubic」の情報と写真をいただきましたので、
ここに紹介させていただきます。長谷川先生、有難うございました。
また、'04年8月24日、愛知県立一宮商業高等学校の堀田先生より、
最新情報をいただきましたので、
ここに紹介させていただきます。堀田先生、有難うございました。
'05年2月20日、私的に、実際に行って来ました。
'03年度
愛知県立一宮商業高等学校の「一商Shop Re-Cubic」は、一宮商業高校店舗部が運営する中古パソコンショップです。 リユース、リサイクル、リメイクをテーマにしており、 店名の「Re-Cubic」は、Re(再生活動)のCubic(3乗)をあらわしています。 商業の店舗販売実習、起業家意識の育成、地元経済の活性化、ということの他に、 生徒にとって身近な機械であるパソコンを扱い、環境問題やリサイクルの意識を高める役割も持っています。 平成15年7月12日に、 若手後継者等育成事業の一環としてこれからの起業家を育成するため、 中心商店街の空き店舗を活用し、事業経営のノウハウを習得したり、 新商品・新製品の発表の場を提供したりするインキュベータ施設「ほんまちリボンプラザ」 のオープンと同時に、同施設約35坪のうち約10坪を使用し開店しました。 販売するのは、地元のリース会社より仕入れた中古パソコンで、仕入は数十台単位。 市場価格を考慮して、名古屋の大須より少し安く販売価格を決定。 データ消去、清掃、整備、ソフトウェアの再インストールを行い、1ヶ月保証をつけて販売します。 アフターサービスとして、店の奥に相談コーナーを設置し無料講習会も行っています。 販売実績は、開店から半年間(平成16年3月4日まで)で291台。 1台あたりは5千円から3万円程度です。 客層は、シニアが1番多く、中小企業からの数台まとめた注文もあるそうです。
運営資金は、 地域振興活性化事業の一環として経済産業省より500万円の補助を受け、 設備費、家賃(26万円)、水道光熱費、などに当てています。
'04年度
平成16年度は、前年度の部員17名が全て3年生だったため、 4月より新たに部員を募集し13名が集まりました。 5~6月にハードウェア面の勉強をし、7月17日に再オープンをしました。 昨年とは違い、補助金が全くなく運営費をすべて賄っていかなければならず 今後昨年ベースまで売上を伸ばせるかが課題になっています。 場所は、昨年度と同様リボンプラザ内の半分を利用しています。 残りの半分のスペースには地元プロバイダのサービス事業部として デジタルショップ「Re-Cubic」が入っており、同校の卒業生がやっております。 今後は独立をしてコンピュータサポート会社を設立していく予定だそうです。 この卒業生達が店舗では在校生の指導にもあたっています。
今後は、「りぼんぷらざ どっと こむ」を立ち上げ、 一宮市中心市街地の活性化に取り組んで行く予定だそうです。
さらに、以下の2本柱を計画しているそうです。
1.
10月から同じ本町商店街内にもう一店舗開設を予定しています。
こちらの店舗は、「世界・人・未来」への情報発信事業として、実施をします。
内容的には、
「愛・地球博(愛知万博)」において一宮市がフレンドシップ事業として
キリバス、ベナン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ニュージーランドの4国の受け入れをおこないますので、
この店舗を利用して各国の紹介をします。
また、昨年度スリランカへ中古PCを55台を寄贈したこともあり、
スリランカの作業所で作成された物品の販売も実施をしていきます。
2.
地元商店街のお祭り「おいち祭り」('04年度は10月23~24日)に、
周辺専門校6校、
一宮商業高等学校、一宮工業高等学校、起工業高等学校、稲沢高等学校(農業)、
木曽川高等学校(普通・商業併設)、一宮高等学校(家庭科のみ)、が、
各学校の作品等の販売・展示・試乗会などのイベントを実施する予定です。
また、この6校では、7月の末に地元漬物会社において
商品開発に関する研修及び工場見学を実施しました。
それを参考に6校から新しい漬物のアイデア、ネーミング、パッケージデザインを募集し、
その後、良いアイデアが出た場合には、製品化をお願いしていく予定です。
現在('04/8/29)の営業日は、
同校生徒による活動は、毎週土曜日 10時~17時
りぼんぷらざの営業時間は、
年中無休(特定日休みあり) 10時~19時
となっています。
店頭の風景です。 JR一宮駅東口のすぐ近くです。 |
地図です。 |