’03年10月25日、26日に行われた、
石川県立金沢商業高校の販売実習「金商デパート」へ行って来ました。
この催し自体については、第19回の時に書いた通りですので省略しますが、
今回は「第20回」ということで、
10月19日に「プレデパート」として、
地元商店街のコミュニティスペースで、
チアリーダーやブラスバンドなどのアトラクションを交えた販売実習を行ったり、
昨年度、試験的に行われた、
全国の商業高校を通して生徒開発商品や地域の特産品を仕入れ販売する
「全国の特産品コーナー」が、
今年は「全国商業高校特産品コーナー」と名前を変え、設置されていました。
「全国商業高校特産品コーナー」では、
昨年度の、
大方商業の「らっきょ丸くん」(らっきょ)や
七尾商業の「ピザかまミニ」「のりもちかまぼこ」(かまぼこ)に加えて、
徳川家康をテーマにした岡崎商業の「天下の飴」(袋アメ)や
岡山の5つの味を詰め込んだ岡山東商業の「ぎュッと岡山」(袋アメ/棒付きアメ)、
そのままズバリの静岡市立商業の「お茶のお餅」「桜えびのお餅」(餅)、
地元振興産業を意識した珠洲実業の「ハーブ」など、
地元を意識して各校の生徒が企画開発したオリジナル商品や、
各地の商業高校から紹介され、金沢商業高校の生徒が検討し仕入れた、
各地で美味しいと折り紙付きの特産品などを中心に、
数多くの商品が並べられており、販売していました。
その中には、
金沢商業高校の「第20回金商デパート」と
沖縄県立具志川商業高校の「第10回具商デパート」との連携として、
沖縄県の特産品も数多く並べられ、注目されていました。
11月に行われる具志川商業高校の「第10回具商デパート」では、
石川県の特産品が販売される予定だそうです。
地元を意識したオリジナル商品や特産品の学校間の交流、というのは、
学校間の交流、という事と同時に、
お互いの地域を意識したマーケティング、という意味で、
面白いかも、と思います。
第1回から担当の林先生のお話では、
商品を仕入れる過程で、幾つかの相手業者から、
「”××県の××商業は××を100個完売しましたよ”などと言って煽って来る」ということで、
こうした取り組みというのは、それなりに全国レベルで行われているのだなぁ、
と感じます。
(報告者:Ryn)