以前から気になっていたので、書く。
「アンプラグド」という言葉自体は、 直訳は「プラグを抜いた」という意味であり、 元祖は、音楽において、電子装置を使用しない楽器を使った演奏スタイルの総称。 MTVによる商標登録の関係上「プラグレス」と表現される事もある。 アコースティック音楽(Acoustic Music)とも言い、 口語で電子装置を使用しない楽器のことを「アンプラグド楽器」(アコースティック楽器)という。
ニュージーランドのカンタベリー大学のTim Bell博士らによって提案・開発された学習コンテンツの名称。
コンピュータの動作を、電気を使わず人間や物などの動きに置き換え、その理屈を協働学習で理解する
ことから、こう呼ばれる。
この言葉は、この人達によって作られ定着し、
系統立てて整理された直ぐに使える便利なコンテンツとして広まったが、
手法自体は、教育現場にはCOBOL80、通産二種の昔から有ったし、似た様な事は私だってやっていたので、
個人的には、今更感は有る。
「CSアンプラグド」とも言われる。
上記のコンテンツ「Computer Science Unplugged」を日本語で紹介した本のタイトルが 「アンプラグドコンピュータサイエンス」だったり、など、 言葉の遣い方がいい加減に広まっていて、 「アンプラグド」=「コンピュータが要らない」であることが注目、強調されている為か、 最近は、教育関係者の間では、単に「アンプラグド」と略されて使われる事が多い。 「コンピュータサイエンス」は何処へ行った?
コンピュータサイエンスを理解する上で有効な手法の1つではあるが、
当然ですが、教える側は、コンピュータは要らなくとも、コンピュータの知識は必要ですよ。
でないと、何の為にやったのか判らない。
この言葉を聞いた時に頭に浮かんだのが、RFC1149と、これに纏わる多くのエピソード。
目的がズレているが、
1990年4月1日発表だから、実は、こういう発想って昔から有るんだよね。
「コンピュータサイエンスアンプラグド」の別の言い方らしい。
プログラミング的思考において、
日常の動作や事象などから、コンピュータが処理し易い様に
規則性や一般性などを見出す際の、コンピュータを使わない手法の言い方。
「盆踊りの身振り手振り」「ダンスを踊る手順」や「多角形の描き方」「マッチ棒の本数は?」などの例が有る。
「アンプラグド」=「コンピュータが要らない」ことを強調する為の言い回しで、
最近は、教育関係者の間では、単に「アンプラグド」と略されて使われる事が多い。
「コンピュータサイエンスアンプラグド」とは違う考え方のもの。
当然ですが、教える側は、コンピュータは要らなくとも、コンピュータの知識は必要ですよ。
でないと、何の為にやったのか判らない。
商業科において、検定に合格する、競技大会で入賞するという達成感、成功体験、
特に学校や教諭の成果アピール、などという教育的配慮?の目的の為に、
一切コンピュータを使用せず机上で不正な手法や合格テクニックだけを教える、
コンピュータ教育を、私が勝手に名付けている。
考査、検定、競技大会などでは、
「どう考えたらこんな答になるの?」な支離滅裂なロジックや
「これ実際にはエラーで動かないだろ!」な滅茶苦茶なコーディングでも、
教諭からの「生徒にこう教えたから!」「見逃して!」で日常的に正解となる。
勿論、生徒は「教諭にこう書けと言われた」だけなので根本的な理屈を全く理解していない場合が殆ど。