その学校に対して、中学校、就職先、進学先、 そして保護者から求められているものや、それに対する学校側の認識というのは、 当然、全国に数多有る学校の立地や環境によって千差万別なのだろう、と、思います。 大都市、地方都市、海辺の町、山沿いの町、商業都市、工業都市、インターンシップ、高大連携、などなど。 そして、それで良いのだろう、と思います。
例えば、
校務の効率化や各教科の授業の為、或いはコンピュータ自体を利用する為の、
コンピュータを活用した色々な仕掛けや活用方法というのは、ずぅっと昔からあって、
なかなかに良く出来ているソフトウェアやノウハウも研究されていて、
それはとても良い事だと思うし、肯定的です
(勿論全てをコンピュータでやろうとするのは嫌いですが)。
でも、学校が現状に安穏としているだけでは、
上記の様なこと自体が「意味が無い」「時間の無駄」「趣味の世界」
という拒絶反応にしかならないので、
本当に意味が無く時間の無駄になる、という悪循環に陥ります。
教諭の「面倒臭い」「やりたくない」の裏返しによる
「くだらない」「意味が無い」は、
結局、既成事実として「くだらなく」「意味が無い」になってしまいます。
井の中で冬眠し続けたがっている蛙には、
100万回の研修より、色々な視点でものを見てみようという意識にさせる何かをしない限り、
何時まで経っても、何をやっても、自分達でご立派なビジョンをぶち上げていてさえも、
「意味が無い」「時間の無駄」「趣味の世界」の大合唱で、
そうやって、自分達は、地域に密着したと称して、殿様蛙で定年まで現状維持のつもりでも、
学校は(良し悪しは別として)時代感覚からどんどん取り残されて行くんだろうな、と思っています。
これは、情報教育の例に限らず、起業教育とか、国際関係とか、
色々な事にも該当していると思っています。最近話題の「未履修」問題も、根源は同じかも。
勿論、内の世界は全てダメで、外の世界が全て良い、とは決して思っておりません。
でも、井の中だけでは、何が良くて何がダメなのかさえも判らないです。
( '06/12/19 記す )